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規格&包装
製品 | 主成分 | 主な形状 | 主な取扱規格 |
塩化カルシウム | CaCl₂:74%以上 二水 | 粉状 | -- |
フレーク状 | 2~8mm | ||
球状 | 2~4mm | ||
CaCl₂:94%以上 無水 | 粉状 | -- | |
球状 | 2~4mm | ||
包装 | 25kgPE袋/PP袋、500kgフレコン、1000kgフレコン | ||
粒径・荷姿についてはご希望に対応できます 。 |
用途
① 融雪剤
塩化カルシウムは、吸湿・溶解性に優れ、溶解時には強い発熱を伴います。また水溶液は、凍結温度を下げますので、凍結防止剤として使われます。さらに、他の凍結防止剤と比べ、溶解熱が高く凍結点が低いので、優れた効果を発揮します。
溶液濃度 | 比重 | CaCl₂ 25kgに 対する水量(L) | 水1m3に対する CaCl2量(kg) | 凍結温度(℃) |
CaCl₂(%) | ||||
5 | 1.04 | 340 | 74 | -2.5 |
10 | 1.09 | 158 | 159 | -5.8 |
15 | 1.13 | 97 | 258 | -10.4 |
20 | 1.18 | 66 | 375 | -17.6 |
25 | 1.23 | 48 | 518 | -29.1 |
30 | 1.29 | 36 | 699 | -55 |
35 | 1.34 | 27 | 909 | -14.2 |
② 防塵剤
粉塵の立ちやすい場所に塩化カルシウムを散布することにより、土壌の水分を吸収し、潮解し粉塵の原因となる乾燥状態を改善しますので、防塵効果を発揮します。
特に乾燥した場所に散布する場合は、水溶液を用いるか、固形製品を散布後散水し湿気を与えることでさらに効果があります。
③ 防湿剤・乾燥剤
吸湿性と保水性が優れ、工業用・家庭用乾燥剤としても使用されます。
④ その他工業用
石油掘削助剤、廃水処理、工業化学品原料など様々な分野で活用されています。
散布の目安
散布量は気温、凍結状況、交通量により大きく変化しますので、下記散布基準を参考に散布基準を決めてください。
凍結防止剤の場合
積雪・凍結の状況 | 散布量(g/m²) |
新雪・薄い氷(厚さ2cm程度) | 50~80 |
固まった雪・厚い氷(厚さ5cm 程度) | 100~150 |
効果的な散布方法
・除雪後の路面凍結防止用の散布
・踏み固められた凍結した道路や駐車場への散布
・ムラなく均一に散布する。ただし坂道は上のほうに多めに散布すれば熔け出した液が下に流れ効果的
・一度にたくさん散布するより少量を二度まきするのがよい。
防塵剤の場合
路面状況 | 固体散布量 (kg/m²) | 液体散布量 |
運動場などの防塵 | 0.8 | 25kgの固形製品を45L~50Lに溶かし25m²~50m²の面積に散布 |
テニスコート | 1.2 |
効果的な散布方法
・乾燥した路面に散布する場合は、水に溶かして散布するか散布前後に散水するのが効果的です。
・表面の防塵作用をしている成分の一部は降雨により流失してしまいますので、予報に注意してください。
散布上の注意事項
・アスファルトなどへ予防的にまく場合、ベタついてしまいますので確実に積雪が見込まれる時以外は散布を控えてください
・コンクリート製の溝や蓋、縁石等への散布は劣化を招きますのでご注意ください。
・植物に直接塩化カルシウムを飛散しないよう、充分配慮してください。
特に針葉樹の場合注意してください。
・金属類への直接散布は腐食性があるため避けてください。
もし金属類にかかった場合は水で洗浄してください。
保管上の注意
・子供の手の届かないところに保管してください。
・高温にならない場所や湿気の少ない場所に保管してください。
・開封後長期間保管する場合は、容器を密封してください。
取扱い上の注意
・味見したり飲み込んだりしないでください。
・皮膚に触れないようゴム手袋などを使用してください。万一皮膚に付着した場合は水で洗い流してください。
・目に入らないよう保護眼鏡等を着用してください。万一目に入った場合にはよく水で洗い流して、専門医の診察を受けてください。